エイブラハムとの対話:犯罪やカルマについて

今回の対話は犯罪者など世の中で罪を犯した人は死んだ後や来世にどうなるのか?ということです。地獄に落ちたり、来世で酷い目に遭う運命にあるとか、そういったことがあるのか?という疑問をエイブラハムに聞いています。また、そのような人をどう見て、どう捉えればよいか、エイブラハムの見解を述べています。
エイブラハムとの対話:カルマについて
相談者:罪を犯し、死刑になっても非物質世界に還るとエイブラハムは言いました。その人たちは、次の人生の選択が限定されるのでしょうか?
エイブラハム:決して限定されません。決して。
相談者:では児童性犯罪や殺人を繰り返すことも?
エイブラハム:もちろん。彼らも人生のどこかでソースエネルギーから分離したソースエネルギーそのものであることを理解しなければなりません。ですから彼らを分離させた波動が収束すると本来の全体性へと還っていくのです。
相談者:カルマについてです。本当に罪なことをし始めると選択が限られるでしょう?
エイブラハム:あなたが今言ったカルマの影響というのはボルテックスの外で作られた考えですね?考えてみてください。あなたは自分自身がソースに同調しているのかいないのか、それが分かりますか?
相談者:はい。
エイブラハム:もっと愛を感じれば、もっとソースに同調し、憎しみを感じれば同調しなくなることを真実と認めますか?
相談者:もちろんです。
エイブラハム:それならあなたが憎しみや分離を現す言葉で表現されるものを感じているのは、自分の内なるソースとは違ったように考えているからだということは分かりますか?前に言いましたが、ソースはあなたに愛が無いのに付き合ってボルテックスの外に出たりしません。あなただけが外に出るのです。
ですからあなたの内なるソースはどんなネガティブな考えにも加担しないのだとしたら、その同じソースが人を懲罰や天罰に送り込むのは奇妙ですよね。非論理的です。宇宙の法則を無視しています。
相談者:能力が限定されて同じことが繰り返せなくなるのではと。
エイブラハム:限定があるのはつまり本来は愛に満ちた存在なのにそうでなくしているのは自分がそのような波動を活性化したからです。考えてみてください。ポジティブで純粋なエネルギーに還るのは問題ありませんね。
例えば過去の経験で子供のころ性犯罪や虐待された経験を持つ人もいます。純粋な無垢な子供がどうしてそんな目に遭うのでしょう。時にみなさんは最初から全力で走ります。波動のリアリティに詰め込むために人生の早い時期からコントラストを経験するのです。信じがたいでしょう。
でも例えば、テニスがかなり上手かったら相手には気楽に楽しんでいる人ではなく、能力をもっと引き出してくれるような人を選びます。同様にとても厳しい環境に飛び込んでくる優れた魂も数多くいるのです。願望し、物事を起こすための早い機会を望むのです。
ですから本当に物凄いコントラストを若く幼い時期から経験する人もいます。そして、出来事の気づきからボルテックスの外に出て、たくさんのロケットを打ち上げます。その結果、拡張するのですが、彼らが受けた虐待や不正にこだわっているので、拡張についていけません。それで光と反逆の中で人生を過ごします。
そしてソースが彼らを呼んでいるので、彼らは感情の段階を自然に上り始めます。でも復讐の波動の中に入ると、無力感よりはマシなのですが、今度は社会が彼らの行為を罰し、また無力感に戻ってしまいます。ですから無力感から復讐と怒り、そしてまた無力感から復讐と怒りへと動き、この範囲が彼らの人生の経験になるのです。
でも全てのコントラストの経験を通して、人生をより良くしたいと願っているのです。自分の価値を分かって欲しいし、自分がどんな人間なのか知りたいし、自分のパワーを感じたいのです。みなさんは願望のロケットをイキイキと打ち上げてこそ、望む人生をイキイキと生きることができます。
カルマについていえば、拡張についていっていない存在は波動の世界ではどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん拡張しています。そして末期の域を捨て、非物質世界に還るとき、特別に拡張した存在になるのです。
あなたが話したこととは全く正反対です。つまり彼は同じような経験をしていない人よりも格段に理解しているし、願望を持っているのです。
相談者:それなら彼ら非物質世界に還る前に彼の拡張のせいで災いを被った人たちは、彼らは人生の経験の中で受けた災いのバランスをどう取るのでしょうか?
エイブラハム:彼らは自分の波動と合ったものと出会うことになるという引き寄せの法則を信じるようになります。ですから麻薬に対しての戦い、暴力に対しての戦い、犯罪に対しての戦い、どんなものに対しての戦いにしろ、それを排除しようとしてもできません。逆にあなたの中で活性化してしまいます。
相談者:引き寄せているのですね?
エイブラハム:親はそんなつもりはないでしょうが、食い物にされないように子供に言うと、子供はその波動を活性化します。あなたにこれを理解して欲しいし、このような波動をなだめて欲しいのです。
拡張する為に恐ろしい人生を生きて欲しくはありません。どんな人生でも拡張することを知って欲しいのです。そしていつでも拡張に向かって動き始めたら、高揚感に満たされるでしょう。最善のシナリオは、ソースエネルギーとして物質世界を生き、もっと願望を生むコントラストを経験することです。
そしてすぐに新しくて馴染みの無い考えであってもすぐに意識を向けます。そして何を望むのか、なぜ望むのかを考えて同調すべき波動を見つけたら共鳴するまでその波動であるようにします。そして波動の落差を埋めれば現実化します。
もしわたしたちがあなただったら、またわたしたちが知っていることをあなたが知っていたら、コントラストを利用して、望むものへと向きを変え、落差を埋めます。そしてまた新しいコントラストを経験し、願望を抱きます。望む方へと向きを変え、落差を埋めます。
こうして人生は満ち足りた面白くて祝福されたものになるのです。一方で、コントラストが願望を引き起こしても、簡単には向きを変えずに生きることも選べます。今日1日ずっと聞いていたあなたでさえ考えなおすのが難しいのは、悪事があってもそれにフォーカスすべきでないと思うことです。
つまりあなたのように多くの人は悪事を綺麗に片付けるべきだと考えています。でもそんな行為は全ての拡張をもたらす基盤を無くそうと挑んでいるのです。望まないものを取り除こうとせず、ただ望むものにフォーカスしてください。
例えば望んで、でも望むことだけにフォーカスしません。すると人生をもっと悪くなり、更に切に望みます。またフォーカスしないと更に厳しくなり、もっと望みます。こうしてコントラストは働きます。望むことだけにフォーカスしない。もっと拡張する、それでもしない。拡張する、それでもしない、拡張する、それでもしない、拡張する、それでもしない、拡張する、それでもしない。人生はどんどんどんどん厳しくなっていきます。
もし誰かが狂暴な行い、他の人に恐ろしい非道な行為をしているのをあなたが見たとき、真実はいつもこういうことなんです。彼らの人生が許容できる以上に、彼らを拡張させたので、苦痛がその暴力の中で表現されているということです。
もし地球の基準で言う恐ろしい行為をした1人に会ったとして、面と向かって話す際は目を見ながらいつでもこう言えるのが適切です。
「あなたの人生はわたしが出会うどんな人よりもあなたを拡張させました。放っておくことができないほど不調和を感じたことがこの行為の背景にあります。」例外はありません。
相談者:そして撃つのですね?私たちを。。。
エイブラハム:いいえ。ボルテックスの中から撃ったりしません。もし本当の彼らを知り、彼らの本当の姿を教えられたら、彼らの本当の姿の波動を彼らに向けて放つことになります。
相談者:犯罪者に感謝するのですか?それはヒトラーに感謝することをイメージしてしまいます。もしヒトラーやスターリンや誰であれ莫大な死をもたらした、数は問題ではないですが、どんな殺人者に対しても彼らの目を見て、「あなたの潜在的な成長をとても押し広げたことに私は感謝します」と言えるでしょうか?
エイブラハム:わたしたちなら彼らの目を見て言うでしょう。あなたの本来の姿を知っています。人生があなたをどう扱ったのかも知っています。あなたが抱いた願望の力も知っています。そしてあなたが本当の自分についていけなかったということも知っています。
その結果、このようなことになったの。でも人々のどの行為がいいものなのかをどうやって判別するのでしょう?ヒトラーやスターリンとそれ以外の次のように言う人に区別できますか?「テロリストが私の国にやってくるに違いない。だからまず彼らを捕まえようと思う。」それをどう区別しますか?
相談者:その通りです。区別できません。
エイブラハム:あなたは区別できません。区別はできないのです。あなたの理解を助けようとしているのは、あなたにはわたしたちの言うことに進んで耳を傾けようとする気持ちを感じるのですが、わたしたちから感じて欲しいのは、ソースエネルギーは愛のエネルギーであって罰するエネルギーではないのです。
愛があなたとソースとの関係の基調です。今までもそうですし、これからもそうです。そのことを感じて欲しいのです。人間が神と呼ばれるものと違うのはこの点だけなのです。
人間は復讐心に燃えた神を創造し、神のエネルギーを間違って解釈しました。その神はボルテックスの外にいて神のエネルギーではありません。そしてその神の懲罰の行為はあなたが為した人物の行為と何ら違いはないのです。
相談者:そうですね。
エイブラハム:そのことは。。。
相談者:その通りです。
エイブラハム:ソースと繋がっていないからそのような行為をします。あなたは繋がっていないという理由で、ソースや神から罰せられることはありません。あなたは抱擁されています。受け入れられています。あなたは帰ってくるよう呼ばれています。
相談者:その点では理解しました。
理解できましたね?嫌悪を超えてあなたは拡張したから理解できたのです。つまり、歓喜にいれば誰も人を殺めたりしません。あなたはでもそう思えるだけなのでは?と言います。それは彼らとの間に違いを作ろうとしています。無力さと復讐心に対して愛と感謝と至福とは大きな開きがあります。つまり同じ波動の世界であってももの凄くもの凄く離れているのです。分かりますね?
この前、エスターがTVで見て、打ちのめされたことを話してくれました。彼女は自分が見た恐ろしいものが信じられませんでした。エスターは「エイブラハム、当事者でない私でさえ悲しいのだから、あの母親はどう感じるのかしら」と言いました。
村が爆撃され、子供が傷つけられたら一体どう感じるの?わたしたちは答えます。誰もが今の自分と拡張した自分との間に落差がありますが、今いる場所から拡張した自分にフォーカスすると、意識を向けなければならない落差に向き合っていることになるのです。
相談者:自分の世界に。
自分の波動の落差に。そしてエスターは言います。「私には何ができるのか?爆撃するのを阻止できないわ。戦争の資金を止められないわ。他の国がすることや感じることをコントロールできないわ。何ができるの?ソースなら。何ができる?私の中にある内なる存在は何をするかしら。一体何ができるの?」
わたしたちは聞きます。「このようなことを見てあなたは何を望みますか?」エスターは「人々がお互いに優しくあることを望むわ。子供たちが通りを自由に楽しく走り回れることを望むわ。人々が幸せな生活を送ることを望むわ。私の経験に誰かが重大な影響を及ぼすと信じてしまわないことを望むわ。自分の力を見いだすことを望むわ。他の人にも自分の力を見いだすことを教えたいわ。歓喜の中にいるこを望むわ。私にとっては自然なことだし、多くの人に歓喜の中にいることができることを教えたいわ。私も他の人もソースに同調して欲しいわ。」
わたしたちは答えます。このような経験を何度もすることで、あなたは可能性の中に埋め込み、その埋め込まれたものに意識を向けるとあなたはもっと完全になります。世界はもっと良くなります。あなたの経験がもっと良い世界をあなたに創らせたからです。あなたは波動の上でもっと良い世界を創りました。
エスター、あなたは自分が創ったより良い世界に意識を向ける責任があります。自分自身に対しての責任です。責任を持たずに以前の世界を振り返っていることはできません。あなたは変わったのです。全ての意識をそこへ向けなければなりません。わかりますか?
ですから世界中で人々は言います。コントラストを見せてくれたね。息子であろうと従業員であろうと恋人であろうとどの国家であろうと、して欲しくないことをしてその結果あなたがコントラストの経験にフォーカスしているときはコントラストをもたらした相手はあなたを拡張させているのです。
でもあなたは言います。私が創造した新しく輝かしい世界に意識を向ける訓練をしていません。その代わり、創造に協力したあなたに注目しています。あなたはわたしを拡張させましたが、あなたが気になってわたしの意識は拡張についていけません。だからあなたが嫌いです。
それがあなたに死による償いを与える理由です。あなたの行為は本当の自分からわたしを引き離すからです。でも力を取り戻し、啓発された人々はやがては理解します。
愛され、祝福されている重要なコントラストを世界から取り除くためにこの世界にきたのではないことを。あなたはコントラストからもっと良い世界のインスピレーションを受け取る為に来ました。そして新しいもっと良い世界に全意識を向ける責任があります。そうすればあなた同調し、世界は素晴らしく感じられ、実際にそうなるのです。
相談者:ありがとう。
エイブラハム:そしてやがて誰もが死というものを経験するときには、例え同調していようと、例え身体がボロボロであろうと、あなたの人生が拡張させた最も広がった自分に追い付いていくことになります。
そしてこの対話の最後には感じて欲しいのですが、コントラストが大きかろうと小さかろうとあなたを拡張させます。自分の誘導システムに注意を向けて、何をすべきなのか知っていると感じる道は正しいと信頼してください。考えている内容が同調しているのかいないのかを自覚して楽しんでください。
そうすれば本当の自分と同調するようになるでしょう。非物質世界に移行する死の時、当然なる次のステップのように感じるでしょう。あなたの波動は度々上がっているので波動の大きな変化はないでしょう。
でも同調するように働きかけていなかったのなら、人生が拡張させた自分とそのままでいた自分との間に、大きな落差があります。その場合には反感を解き放ち、非物質的エネルギーの中へと進んでいくと爽快さの勢いを感じるでしょう。でも本当に理解して欲しいのはみなさんのおかげで未来の世代は絶大な恩恵を受けることです。
というのは、みなさんが生き、経験したものによってみなさんが荘厳なより良い世界を創造したから。それらは波動の世界にあってその素晴らしさが浸透しつつあります。古くて意地悪なものが終わりつつあって、新たに同調したものが生まれています。
それらは皆さんが感情の段階を昇り、本来の姿に同調しつつあるのに似ています。ですから、みなさんが意図して経験しているコントラストによって世界の全てにおける進化をみなさんに創り出しています。それは全ての生物の種の進化において起きていることなのです。
そして最悪のシナリオは死んで同調することです。最善のシナリオは同調に向かって今も進んでいることです。
相談者:波を楽しむということですね。
とても大切なことは未来の世代はみなさんの生きたコントラストの絶大なる恩恵を受けることです。みなさんが前の世代から受け取っているのと同様にです。
でもみなさんの人生に対する他の人がしている影響を気にする必要はありません。つまりみなさんは、世界をもっと良い新しい場所にするための能力を持った、ゆるぎない存在として来ました。そしてこの時空間のリアリティー、みなさんが歓喜の中で創造し続ける為の手段なのです。楽しく創造できていないときには、ボルテックスの外にいて、自分を見失っているのです。それもまた良いのです。
相談者:ありがとう。
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解説
相談者の質問は犯罪者は死んだ後に何か罰せられるようなことがあるか?というものでした。エイブラハムは、ただソースに還るだけ、と述べています。
カルマについても、それはボルテックスの外で創られた考え方で、例えば虐待をしていたら、次生まれるときに、虐待を受ける環境に生まれるということでは無いということです。ソースは無条件の愛であるので、条件付きに愛したり愛さなかったりはしないということです。
そして、犯罪や人災、戦争など人の人生に大きく影響を与えることは、コントラストを受け、大きく拡張させるのに役に立ちます。被害者もその影響を受け、もっと拡張するのだと。世の中で犯罪を繰り返すような人は、その拡張に追い付いていないだけなのだ、とエイブラハムは説明しています。
しかし、相談者が言っているように、加害者に対して「わたしにコントラストを与え、拡張させてくれてありがとう。おかげでもっと自分がなりたいものがハッキリしました」なんて思えません。しかし、エイブラハムはソースにいれば感謝できる、と言っています。
その為に常に「このことからわたしは本当は何になりたいのか?」「どうしたいか?」を考えてそこに波動を合わせていくことが大事だとエイブラハムは言っています。
まとめ
死んだあとは皆等しく、ソースに還る。犯罪者も被害者も成功者も失敗したと思っている人もすべて。
カルマというのはボルテックスの外で考えられたもの。
ソースは犯罪者であるとか正義の人とかを区別はしない。ただ無条件の愛であるので、罰を与えることはない。
世の中の悪というものに対して自分ができることは、「それを見て、自分はどうしたいのか?」「どうなりたいのか?」を考え底に焦点を当てること。それが世の中を良くしていくことに繋がる。