エイブラハムとの対話:宇宙からの証拠

今回の対話は、相談というよりは、報告です。宇宙にサインをお願いして、それを受け取ることができたこと。質問としては、自分の内なるサインが来たときにそれが本当に内なる声かどうかが自信が持てない、ということです。エイブラハムの答えはシンプルで分かりやすいものとなっています。
エイブラハムとの対話:宇宙からの証を受け取る
相談者:私は証を求めていました。去年エイブラハムと話したとき、自分は有能だと認められませんでした。そうとは思えなかった。エイブラハムは私が自分を無価値に感じていることに目を向けさせました。
それで今年、自分には価値があるのか証を見せて欲しいと繰り返しつぶやいたのです。そして1カ月半前、蝶をイメージしました。次の日の朝、わたしの庭に大きくて美しい蝶が舞い込んできました。その晩自分の価値を信じることができました。
次の日、また現実化できるかどうか再び蝶を考えていました。すると今度は赤い蝶が庭に舞い込んできて、今まで見たことがないほど大きくて震えていました。私は証を望んでいたんです。蝶がそれを示してくれるように。
蝶についてはネガティブな観念がありませんでした。私にはネガティブな観念があったことが分かりました。二つの出来事は私を支えてくれるでしょう。ネガティブな観念を持たない小さなことに意識を向けることで、自分への信頼をもっと発展させられるように。
エイブラハム:信頼。信頼ですね。もっと信頼できる。あなたがそう決め、宇宙が協力してあなたの元にもたらした。自分の思考の力を知るという動機を。
相談者:この話をエイブラハムを好きではない人達や引き寄せの法則をあまり人達に話すと、目を丸くして単なる偶然の一致にします。でも私は知っています。私だけの為に見せてくれたのです。
エイブラハム:ジェリーとエスターのツリーハウスは彼らの事務所がある敷地の最初の建物でした。感謝祭の時に新築したのです。二人は感謝際を自宅で祝おうとしていました。
エスターは録画の文字起こしをしていた女の子に言いました。「お昼を食べたらツリーハウスで昼寝をするわ」。それから友人からEメールの返信が来て、それを開けた瞬間、頭の中で歌が聞こえ、ツリーハウスが一晩中揺れてコマドリもゆれる、チッチと鳴いて、その長いメールの最後には、友人があなたにパソコンで歌を送れたらいいのに。
これは数年前のことです。代わりに聞こえた歌の歌詞を書いていました。それを呼んで二人は笑い、感謝際の食事をとって昼寝に行きました。
地上9メートルの高さにあったツリーハウスはどの木とも触れ合っていませんでした。風にあおられ、前後に揺れて、目が覚めました。見ると、周りにあった何本かの大きなカシの木が、こまどりで溢れていて、こんなに多くのコマドリを二人は後にも先にも見たことはありませんでした。鳥たちの通り道だったのです。
揺れていたコマドリと、揺れていたツリーハウスのシンクロニシティを二人は決して忘れないでしょう。宇宙がボルテックスの中にいる三人の為に、助けになる全ての要素を集めていると伝えているのが分かったからです。
宇宙には能力の限界がありません。もし、時空間のリアリティがみなさんに願望を吹き込む手段を持っているなら、細部にいたるまで完全に実現する手段も持っています。でも願望と波動が一致しなければなりません。
ですからジェリーとエスターがこの話を人々に話すと、宇宙の力を知っている人々が耳を傾けているのを知っています。二人には現実化たことに疑問はありませんでした。
創造とは合うことです。望むものを掴んで引っ張ってくる、あるいは自分はそこに引っ張っていくというのではありません。創造とは波動が合うことです。ボルテックスの中では全てのものが既に出会っています。あなたが抵抗を手放す理由を見つけると、あなた自身が協力する要素になり、全てのものが出会っている場所へ引き込まれます。
そこには他の人が見ることも感じることも理解することもできないものが存在し、生気に溢れ、それらを手にできるのです。ですから、意識的に理想像に働きかけ、意識的に選択して、同調する準備ができたのを感じ、認識すれば宇宙はみなさんにもたらすでしょう。
先ほどのあなたの話は単にスゴイな!蝶だ!というものではなく、自分がエネルギーを意識的に操作してあなた自身が創造した結果なのです。創造はそれ以上のものではありません。
ボタンと同じくらい城を創造するのは簡単なのです。帝国も蝶も同じくらい簡単です。同じ過程と法則が全てに適用されます。それを信頼できます。
相談者:分かりました。別の質問なのですが、気楽にやる。それと戯れる。時が来れば、という言葉は本当に。。。
あなたは良い点をつきましたね。今日話したどれよりもみなさんに役に立つことなのですが、あなたがいる場所で心安らかであれば抵抗は消え失せるのです。
つまり、今いる場所で格闘していたらボルテックスから離れたままです。反対に今いる場所で心安らかでいるなら抵抗はありません。そして解決がある場所へと導かれるのです。ですからヴォルテックスに入る秘訣が分かりましたね?最速にボルテックスに入るには今いる場所で格闘しないことです。
相談者:もう1つお聞きしたいことがあります。私は先ほどお話した経緯以外に内なる自分との対話をまだ持っていないのですが。。。
エイブラハム:また別の蝶が必要ですね。
相談者:ええ、そうです。そうなんです。
エイブラハム:四六時中必要です。
相談者:自分が自分に言っているのを聞いて、それがソースからの言葉なのか分かりません。でもそれはソースからだと思うんです。私が敬愛するソースからだと。それはとても心地良くて何度か聞くのですが。
それはだいたいソースからのメッセージでしょう。先ほどの質問者の息子さんが映し出していたものです。完全なる愛と感謝です。でも言葉を理解する為にはソースの傍にいなければなりません。
もし自分を愛していないのなら聞こえないし、誰かが伝えても受けけとめられません。
相談者:外から受け取っていないんです。内側から出てきたものなので、とても気分良く感じます。
エイブラハム:フォーカスし続けてください。そうすればあなたを導く環境の中にいると感じ始めるでしょう。あなたと出会う全ての人に「この人に親切にしてください、それにふさわしい人だから」と伝えるような。
相談者:はい。ありがとう。
エイブラハム:本当です。
ソースはみなさんの状況もすべての願望も知っています。全ての願望と今いる場所との正確な距離も知っていて、そこに至る道を詳細に切りだしています。そして、良いと感じる衝動に従えば願いが叶いつつあります。でもみなさんは言います。
とんでもない!衝動の道なんて。手紙で送ってくれないと。教えて欲しいんだ。この馬に賭けろ。このくじ番号が当たる。ソースはそれよりも良いものを与えてくれます。照らされた道を切り出してくれます。ソースの傍にいなければなりません。先を照らし導いてくれるでしょう。至福を追求せよということです。気分が良い道を進んでください。
でも、まず野球場に行かなければなりません。つまり、気分良くならなければなりません。みなさんはそれを今日ここで理解しました。ボルテックスを理解し、自分がどんな存在だったのかを理解しました。広がりのある存在であること、感情の力を理解しました。
本来の自分と今の自分との波動の関係を知っています。更にポジティブな感情とネガティブな感情が何を意味しているのかを知っています。ボルテックスの中にいるのか、外なのか分かるでしょう。
更に何をすべきなのかも知っています。コントロールできないもの。ネガティブな感情をもたらすものにフォーカスしません。そこにフォーカスする無意味さを知っています。
みなさんが知る中で最も愛情にあふれた母親がどんな母親も経験したことのない苦しい経験を持ったことに対して、死によって非物質世界に行くのにエイブラハムが勧めなかったことをみなさんは決して忘れないでしょう。
そしてボルテックスの外の事柄にフォーカスする意味など無いのこと。いつもボルテックスの内側にいることが簡単ではないことをわたしたちは知っています。でも内なるソースはみなさんの文句に付き合って外に出たりはしません。
みなさんには自分自身でいるというただ1つの選択肢しかありません。今いる場所から最も気分が良くなる考え方を見つけなければなりません。みなさんは荘厳なる存在です。最先端の創造者です。あなたの中にソースがあります。あなたがそうすると知っていた通りに行動しています。壮大にコントラストを探求します。自分が拡張することで、宇宙を拡張させています。
皆さんは純粋でポジティブなエネルギーです。本当の自分との関係がどうであるかを知らせてくれる素晴らしい直観的な感情を持った存在です。
何がどうであれ、例外なく存在の深いところでは善意ある人たちにみなさんは囲まれています。でもみなさんがどう思うにしても、どうしたいいのかを教えてくれる人はいません。教えることで気分が良くなる以外の動機で教えてくれる人はいないのです。
最も自然で天性の、自分を大切にする素晴らしい素質が全ての基礎にあります。誰でも気分良くいたい、でも自分が努力しないと気分良くなりません。
みなさんがコントロールできないことをコントロールすることを止め、他の行為をコントロールしようとするのを止め、不正をしてまで金持ちになろうとしたり、他の人の行為を正そうとすることが必要なくなると、本当の自由を発見するでしょう。
もしそのようにフォーカスできることを見いだせば、自分の息子が劇的な方法で非物質世界へ移行するような、そんな状況下でも本当の自分に同調することができます。みなさん自身が持つパワーの発見はみなさんを自由にするでしょう。わたしたちはこの交流を楽しみました。たくさんの愛をみなさんに送ります。
解説
相談者は宇宙に証拠を求め、蝶を見ることでその証拠を発見できたようです。相談者は蝶に対してネガティブなイメージが無かったことが良かったし、2度も蝶を見たことから更に確信を深めました。
エイブラハムはツリーハウスの例を挙げて、最後に引き寄せの法則について、掴んでひっぱってくるものではない、と言っています。
わたしたちは「引き寄せ」というと、物事を自分に手繰り寄せる、というイメージを持ってしまいますが、そうではなく、波動を願望に合わせにいくということです。つまり、引き寄せの法則というのではなく、波動合わせの法則と考えた方が良いということです。
そしてそれができれば、ボタンを創造するのと同じくらい簡単に城も創造できるということ。例えば10万円てにいれるのも1億円手にいれるのも同じくらい簡単だ、ということになります。
ただ、わたしたちの信念が、10万円と1億円を分けて思い込んでいる為に実際は難しくしているということです。
もう1つの相談として、今度は内なる声を信頼できないということでした。エイブラハムはたくさんの蝶が必要ですね、とからかっています。
そして、内なる声を信じる指針として、完全なる愛と感謝だと言っています。自分が好きでないと聞こえないし、誰かに言われても受け入れられません。
そしてエイブラハムは衝動に従えと言っています。常にソースに同調できるよう心がけ、ソースの声が聞こえたら躊躇しないことです。そして、ソースの中にいるには努力が必要だと言っています。
つまり絶え間なく意識を自分の感情に向けることを指します。確かにとても努力と根気のいることです。でもこれをしていくことが願望を叶える最短の道だとエイブラハムは言っています。
そして他の人をコントロールしようとしないこと、自分がコントロールできないことをコントロールしないように、常に自分に向き合って良い気分でいなさいとエイブラハムは教えています。
まとめ
宇宙には限界がない。不可能もない。抵抗がなければ、完璧なかたちで私たちに証拠を見せてくれる。
引き寄せの法則は願望を引き寄せるのではなく、願望に波動を合わせていくというイメージの方が正しい。ソースに入って、内なる声が聞こえたら、思考の邪魔が入らないうちに衝動的に動くこと。
常に感情に意識を向けて、感情のスケールを上がってなるべくソースの内に入る時間を長く保つこと。それが最短で願望を引き寄せるコツである。