願望の強さは危機的状況から生まれる

エイブラハムの引き寄せの法則の第1ステップ「願う」。
この願うことについて、現実のギャップが大きいほど、また、なかなか解消できない問題ほど、願望力が強くなります。
例えば、「お金がもっと欲しいなー」と思うのと「どうしてもお金が無いと困る」では危機感が違います。
「もっとモテたいなぁ」と思うのと「どうしても結婚したい!」というのも想いの強さが違います。
「もっと健康だったらいいな」と思うのと「今、死ぬわけにはいけない!」と思うことも波動の強さが変わってくるわけです。
この差をエイブラハムはコントラスト(対比)と呼んでいます。このコントラストがあるからこそ、人は願望を持つことができます。
そして、この想いの強さ、波動の強さは、自分が危機的な状況に陥っているほど強くなります。願望が強くなることで、願望が叶う速度、大きさも変わってきます。
例えば億万長者で成功者と呼ばれている人の多くは1度は自己破産など壊滅的な経済的な危機を体験しています。
その時、こういう人たちは希望を捨てず、強く願い続けました。同じ状況になったときに、希望を見いだせず自殺を選んでしまう人もいるし、ホームレスなどになってしまう人もいるのです。
つまり、願望を強く持つには「自分にはどうしてもそれが必要だ。そしてそれは絶対に叶う」と思い、信じ続ける意志が大事だということになります。
今何かしらのピンチにある人も願望を強く持ち続けることで、エイブラハムの言う波動のロケットをたくさん遠くまで発射して、願望力を強めているのです。
そして、願望が強くなって、次にそれを引き寄せる段階に入ると、とてつもなく早いスピードで物事が変化していきます。願望が強い分、引き寄せる力も強くなっているからです。
だから、危機的な状況にある人も諦めずに願望を持ち続けるということが大事です。大きく飛躍する為に、今は大きくかがんでいることを忘れないようにしましょう。