今の現実は過去のもの

今、わたしたちの目の前に起こっていること、現実は全て過去の思考、感情が生み出したものだとエイブラハムは言います。このことを理解することはとても重要です。なぜなら、わたしたちは普段、現実に気を囚われすぎているからです。
今の現実は確認作業でしかない
今、自分の身に起こっている全てのことは、全て過去の自分が引き起こした結果なのです。その現実に一生けん命対応しているのは、過去の自分を変えようとしているようなもの。
例えば今、十分にお金が無いのは過去の自分が「お金がなくなるかも」「支払いができない」「お金はどんどん減っていく」という思考や信念、感情を出していたからです。
なので今、「じゃあ何とか頑張ってお金を作らなくちゃ」と頑張ってみても一時しのぎにはなっても、同じことを繰り返すでしょう。
今ではなく未来をみる
ではどうすれば良いかというと、今の現状は一旦置いておいて、未来の明るいイメージに感情と思考を合わせ続けていれば良いということです。そうすれば、数か月後にはそのような方向へ動いているでしょう。
わたしの実体験
わたしにはお金に関する信念が2つありました。
1つ目は「お金はなんとかなる」
2つ目は「お金はすぐに無くなってしまう」
というものです。
わたしはこの2つの信念によって右往左往していました。
お金が無くなって、支払いができないな、と言う時でも心の奥で「でもいつもなんとかなっている。今回も何とかなるだろう」と思っているので、本当のピンチのときはどこからかお金が舞い込んできます。そのときは安心感で包まれるのですが、すぐに次の問題にぶちあたります。つまり、「お金はこんなにたくさんあるけど、すぐになくなってしまう」という信念です。
前回のピンチの時には国からの持続化給付金の存在を知り、申し込みました。申し込んだときにはあと2,3時間過ぎたら期限切れというギリギリのときに、気が付いたのです。
そうして、国からの給付金を100万円もらいました。その100万円ですが、滞納していた支払いを全て払い、今まで買えなかった日用品や子供のものを買ったところ、10日も立たないうちに無くなってしまいました。
とりあえず支払いはできたけど、また無一文になって不安が続きます。
このことでわたしは気が付きました。
そうか、この思考をどうにかしない限り、ずっと同じことが続くのだな、と。
そこでわたしはエイブラハムのお金のワークをすることにしました。少しでも今の現状ではなく、「こうなっていたい」という自分にイメージと意識、感情を合わせるようにしたのです。
すると、少しずつですが、お金に余裕が出てくるようになりました。来月の支払いの心配をすることも無くなり、仮に支払えなくてもいいや、何とかなるから心配するのをやめよう、と考えるようになったのです。これはわたしにとってとても大きな転換点になると思っています。
まとめ
今の現実は過去の確認作業。今の現実をみて「じゃあどうなりたいの?」と自分に問いかけて、なりたい自分に波動を合わせる時間を増やしていくと良い。