エイブラハムの話【ヴォルテックス】冒頭の話

エイブラハムの講演の冒頭の部分です。話について自分なりに解釈したことも後ほど解説していきます。
エイブラハムの話:ボルテックス
エイブラハム:おはようございます。
客:おはようございます。
エイブラハム:みなさんがここにいるのをとてもうれしく思います。共に想像するために集まるのは素晴らしいことです。
そうですよね?
客:はい。
エイブラハム:自分の願望を知っていますか?
客:はい。
エイブラハム:願望が発展するのを楽しんでいますか?
客:はい。
エイブラハム:新たな願望の元になるコントラストに感謝していますか?
客:(苦笑)
エイブラハム:あまり感謝できていませんね。
コントラストのせいで願望を抱くようになるのを真実だと認めますか?
客:はい。
大いなるすべてが拡張するために願望が必要であることも真実であると認めますか?
客:はい。
もしもコントラストによってわたしたちが願望を抱かなければ拡張が無いということをみなさんは真実だと認めますか?
コントラストが願望をもらたすのを真実だと認めますね?
何が欲しくないかを知ることで何が欲しいかを知るからです。だから願望が生まれるのです。
でもそれがいつ実現するのかわかりません。
どうやって、どこから、いつからだれが力になってくれるのかも分かりません。ですからみなさんはコントラストの経験にワクワクしないのでしょう。
なぜなら願望を抱くことになるからです。そして願望が生じてからその願望が満たされるまでには時間差があります。時間がかかるものなのです。そのときにみなさんはイライラしますよね?
どこだ?わたしの願いが叶ったものは?エイブラハム、間違っているんじゃないか?本当はそれほど簡単じゃないんだろう?それがどこにあって、いつやってくるのか知りたいなぁ。
理解して欲しいのはこういうことです。
望んだときにみなさんの波動は拡張します。そして、願望は波動の上ではただちに叶えられるということ。みなさんの多くは、特にわたしたちの話を長く聞いている人たちは、言います。
そして幸せでいなければいけないんだろう?願望の波動はロケットのように飛んでいって波動の上では叶えられているから。でもどんな意味があるんだい?わたしには見えないし、まだ手にしてもいないのに。
既に創造が始まっています。人生はみなさんに創造を始めさせたのです。みなさんの中にあるソースエネルギーは願望にフォーカスするだけでなく、願望と同じ波動になり、みなさんが望んだことは既に応えられているのです。みなさんはそれに同調するだけでいいのです。
別の言葉に置き換えるなら、打ち上げられた願望の波動ロケットはとても活発に動き、現実化に必要なあらゆる要素を集めているのです。
でもそれだけでなく、ロケットが打ち上げられたら、みなさん自身も現実化に協力する要素にならなくてはいけません。
そうでないと引き寄せの法則はみなさんを現実化している場所に連れて行くことはできません。
肉体に入り込む前、みなさんはソースエネルギーでした。肉体をまとっている今でも、大部分はソースエネルギーであり、波動の存在です。これがみなさんの本来の姿なのです。
物質世界に目を奪われていて、理解しがたいでしょう。みなさんは波動の存在です。最初から最後まで、永遠に波動の存在であり、思考の波動を通して創造しているのを受け入れられたらとわたしたちは願っています。
すべては波動に関連しています。みなさんは非物質的なエネルギーでした。一部はこの物質的な肉体に入り込んでいます。
正確に言うと、みなさんは波動において2つの層があります。本来の非物質的な層と肉体の中で物質世界にフォーカスされている層です。
前者を魂とか神の力という人もいます。わたしたちは内なる存在と呼んでいます。そして後者はもちろん、みなさんの物質的な部分です。
この2つの波動が常にせめぎ合っていることに意識的になって欲しいのです。みなさんの感情はどう考えたら良いのかを教えてくれます。例えば、今考えているのがあなたを愛している、あなたに感謝している、楽しい時を過ごしている、楽しんでいる、愛に包まれている、愛している、感謝している、肉体の中にいるわたしは本当の自分に同調するようにフォーカスしている。
つまり、みなさんが本来の姿と同調しているときには、歓喜や明るい気分の中にいます。快活に感じます。ソースと繋がっています。
一方で怖れや絶望を感じていたり、イライラしている時には、その意識を向けたものによって本来のみなさんの波動とズレてしまっています。
内なる存在と同調しているかどうかはみなさんの感情によって示されるのです。
非物質的なエネルギーだったみなさんは、一部は肉体に入り込んで今ここにいます。みなさんはこの部分を知っていますね?
人生のコントラストを通して、望まないこと、望むことを知り、願望のロケットを打ち上げ続けます。願望が形作られるとそれはみなさんに先行して力強く飛び出していきます。
それでわたしたちは”ロケット”と呼んでいるのです。
ロケットが飛び出した後、みなさんが普段気が付かないでいる非物質的な部分がそのロケットを追いかけます。そして、新たに作られた願望に自分自身が抵抗なく集中することによって文字通り、願望と等しい波動になるのです。
つまり新たな願望を取り込む為にみなさんの非物質的な部分は拡張した結果、肉体におけるみなさんとしても以前よりも願望と一致する何かを波動の上に持つようになったのです。
もし肉体の中にいて、何も望まないとすると、ネガティブな感情を決して感じないことは分かりますか?何を望まないかを知ることで、何を望むのかをより明確に知ることができるのです。
それを知ることがなければ非物質的な部分は拡張せず、非物質的な部分が拡張しないと波動は変わらないまま変化も生まれません。
さて、これが分かったら、物質世界でのすべてが意味をもち始めます。みなさんの人生だけでなく、間近にいる人の人生もすべて意味があります。ネガティブな感情を感じるときは、いつも同じことを意味しているからです。
人生はみなさんを拡張させましたが、肉体の中にいるみなさんは変わらないとします。
例えば、郵便受けに行くと、そこに請求書が届いています。机に座ると、所持しているお金よりも多くの請求がきています。そこで、怖れ、やるせなさ、憤りを感じます。欲しいものを十分に持っていないとき、逆に欲しくないものをたくさん持っているときに感じる、ネガティブな感情を感じます。
コントラストによって願望が明確になると、今まで何度もしてきたことをします。より明確で、より力強い願望のロケットを打ち上げるのです。お金が欲しい、安定性が欲しい、家庭については良い気分でいたい。
ロケットを打ち上げると、冗談ではなく、本当のことですが、非物質的な部分はその願望をすべて受け取り、完全にフォーカスし、それに集中してコントラストの経験を通して、新たに見つけた波動から決して離れることはありません。
それによって、経済的に満たされていたいという強い願望は更に拡大されるのです。非物質的な部分はコントラストの経験の結果、前よりも豊かな波動になります。みなさんは拡張したのです。
さて、引き寄せの法則はどんな波動にも応えますが、引き寄せる地点にも作用します。良く聞いてください。引き寄せる地点とは何かをみなさんに理解して欲しいのです。
意識している以上に、みなさんの永遠なる部分は長い間、引き寄せ、現実化の助けになるすべての要素は引き寄せる。みなさんに集められているのです。
問題はみなさん自身が協力的かどうか、つまり、十分なお金が無い、お金がない、どうなってしまうのか、お金がない、十分なお金がない、十分なお金がない、太鼓を叩くように唱えます。十分なお金がない、十分なお金がない、想いを律動させています。これが観念です。
観念とは思い続けている内容のことです。もし観念が、大変だ、どうなってしまうんだ?お金がない、このお金でしのいでいけないし、どうしたら収入を増やせるのか?懸命に働いているのに、という内容だとしてたら、お金がないという太鼓を叩いて、自らは非協力的な波動を発生しているのです。
新たな願望に応える引き寄せの法則は、ただ願望に応えるだけでなく、波動の存在も引き寄せます。それがどれだけ素晴らしいものか理解してください。
物質世界に現れて見えるすべてのものは、みなさんが生活し、他の惑星と完璧な距離を保つ軌道上で自転している地球も含め、波動の宇宙としてみなさんが知っているすべてのものは、かつては波動そのものであり、現実化に必要になるものの助けになる要素を引き寄せています。
ですから、現実化する前に引き寄せが働きます。みなさんがソースエネルギーから発生した存在として、肉体を持って地球にいる間には、人生に何かを望むとそれを波動のリアリティーの中におくことになります。この言葉は好きですか?
みなさんの波動のリアリティー、みなさんの物質的なリアリティー、そして波動のリアリティー。
この波動のリアリティーの豊かさ、大きさ、重要性、パワーを理解して欲しいのです。というのは、現実化する前にいつも存在するからです。そして、銀行の預金などもそうです。物質世界のリアリティーとの時間差は、無くなることもありえるのです。
波動が合致すると、時間差はありません。つまり、何かを望んで信じたら、そこには波動の落差はなく、時間差もありません。現実化します。何かを望めば、もうその通りなのです。
でも疑ったら時間のズレが生まれます。みなさんの波動が願望に追い付いていないからです。ですから波動を上げる必要があります。心配しなくて大丈夫です。他の協力する要素がみなさんの願望を連れて逃げ出すことはしませんから。
みなさんが願望を抱いたのですから、みなさんの為に世話をされるでしょう。これがみなさんの創造です。みなさんの波動が反映され、みなさんの非物質的な大部分によって世話をされた固有の創造なのです。みなさんは願望を波動を合わせなければなりません。
つまり、冷静になって太鼓を打つのを止めなければなりません。現実の第1段階を止めるのです。
第1段階とはコントラストによって願望を抱く最初の段階です。生気が溢れています。でもそこに続けてわたしは望んでいる望んでいる望んでいると続けるなら、問題の解決の波動とはまったく異なるということは分かりますか?
問題の波動はココです。解決済みの波動はココにあります。解決済みのココは波動のリアリティーの何を指しているのか分かりますか?わたしたちは創造の渦、ボルテックスと呼んでいます。
波動のボルテックスとの中に入らなければなりません。望んだものと波動が一致しなければなりません。一致しないと望んだものがボンヤリと浮かんでもみなさんには見えません。
ボルテックスにはすべての問題の解決と全ての質問の答えがあります。みなさんの周りにあります。でも波動が違っていると見えません。
ラジオを630キロヘルツに設定しても967キロメガヘルツの放送は聞けません。周波数を合わせる必要があります。
でもみなさんが肉体の中で思うのは、わたしはここにいて、見えて聞こえて匂いと味を感じる、もし周囲にあるのならわたしには見えるハズだ。嗅げるし、聞こえるはず、味わえるハズだし、見えるはず、もしここにあるのなら。
わたしたちは答えます。違う波動なら無理です。受け入れがたいでしょう。物質世界では感触があってリアルに感じます。
人生の経験は部屋に入って感じるようなものだとみなさんは考えます。でもみなさんは波動の存在で、この世界も波動の世界なのです。波動の異なる無数の世界が通りに、都市に、国中に存在します。波動が変動する個人が多様なのと同様です。
そしてみなさんがすべきただ1つのことは、本当の自分の波動に自身を合わせることです。
なぜって?自分を本来の波動に合わせない限り、叶う願望も無く、願望が叶うことも決してありません。
恋人を見つけられないだけでなく、お金が入ってこないだけでなく、波動が合っていないと、願望が現実化してみなさんの元に来ないだけでなくて、ネガティブな感情によってあらわされる、空虚感を常に持つようになるでしょう。
つまり、本当の自分についていかなければなりません。みなさんが望んでいるだけではなくて、人生もみなさんがもっと成長するように仕向けているのです。
いいですか?聞いて欲しいことがあります。みなさんは知らないかもしれませんが、みなさんは自分の創造者なのです。
創造者とは、単に家やライフスタイルの創造をいっているのではありません。みなさんは広がりを持つ存在であり、それはみなさんの創造なのです。
例えば請求書を見て、もっとお金が欲しいと望むと、みなさんももっと裕福な存在を作りあげ、その存在に追い付かなければなりません。そんな強欲になるなよという人には冗談でしょ?と返します。
コントラストの探求と拡張の為に非物質的から具現化した面倒なことをみなさんが引き寄せるハメになったのを目のたりにした人たちは言います。
拡張なんて気にするな。それはとんでもないことだ。歓喜や同調、悟り、知識なんて気にするな。自分自身に還ることなんて。人生が仕向ける存在になることになるなんて。そんなことは気にするな。
でもみなさんはその存在にならなければなりません。でないと歓喜がみなさんの自然な状態であるのが感じられないでしょう。大切なことをやらねばならないし、それができるのは自分だけなのです。
その為にはほんとうの自分から慢性的に分離させる必要な思考に対して、妨げている思考に対し、みなさんは何か対策をとらなければはなりません。
ですから、今日は自分自身との関係についてお話していきます。そして、ボルテックスの力を感じて欲しいのです。
みなさんが求めているすべて、みなさんが望む未来のすべてはボルテックスの中で回転するのを知って欲しいのです。
もし回転していなかったり、引き寄せの法則が働いていないのなら、そしてボルテックスの中のみなさんの未来像がもっと豊かでなく、気分良くなく、ワクワクもしていなかったのなら、願望に追い付いていないシグナルであるネガティブな感情を感じないでしょう。
人は双頭の怪物のようなものでもその2つの頭を同じ方向に向けて欲しいのです。わたしたちは、みなさんにとって大切なことを話たくて仕方ありません。
どんな制限もありません。この対話の結果として、みなさんが本来の姿を思い出してくれることが、わたしたちの願いです。みなさんのパワーを思い出してほしいのです。みなさんは肉体の中にあるソースエネルギーであることを思い出して欲しいのです。
みなさんの1つ1つの思考が本来の姿と同調するようにして欲しいのです。その結果、自らの全体性と価値を感じ、力を取り戻して、周囲の気分を高揚させる存在であるように。
みなさんがボルテックスの中にいるときには、ソースに同調して、人に影響を与えることもボルテックスの中に招き入れることも可能になり、パワフルです。
ボルテックスの外にいる場合には、みなさんのパワーを使えません。つまり気分が良くないときにはみなさんの全存在と調和していないのです。
そして全存在と調和していないのなら、人に何も与えられないのです。でももし、自分がどう感じているかに集中し、またどんな考えも1つ1つ良い感じがする方へ導いていくのなら、波動が本来の姿と一貫して同調するようになって、みなさんの全存在が流れ込んできます。
そして、みなさんのまなざしを向けられる人は素晴らしいものを受け取るでしょう。なぜなら、そこにはソースエネルギーが降り注ぐからです。
誰かを見てとても気分が悪く感じたとします。それは望まないことに関心を向けたということなのです。その相手や望まないことに波動を合わせたことを意味します。そうすることで、本来の姿から離れてしまうのです。
分かりますか?ネガティブな感情はボルテックスの外、ポジティブな感情はボルテックスの中です。そんなことはありえないと人もいます。でもみなさんのボルテックスは動き続けています。
人生はみなさんがもっと願望を抱くようにさせ、みなさん本来のハードルの軌道は高く上がり続けています。自身のハードルをあげているのです。経験によって願望が生まれ、コントラストを経験することで、みなさんは更に拡張します。
でもどう感じているかについて自覚し始めると、またもっとも気分が良くなる思考を見つけようと、自分の思考を監視し始めると、みなさんはすぐに起こり始めていることに気づくでしょう。
それはボルテックスの内側から意義深い人生を受け取ることです。そして人々はみなさんの違いに気づくでしょう。前より多くのエネルギーや体力があって、前より気分良くいることに。みなさんが望んでいることは次々とあふれ出てくるのに。みなさんにはパワーがもみなぎっていて、ゆとりもあるのに人々は気づくでしょう。
想像してみてください。飛行機が1000mの上空にあって時速1000キロで空を飛んでいます。みなさんは機内にいて窓から景色が流れていくのを見ています。何も問題ありませんね?
今度は同じ速度で地上で飛ばしてみてください。気分良くないでしょう?
もしみなさんが本来の姿であるとき、あるいはボルテックスの中にいるとき、波動が本当の自分と合っているとき、みなさんはコントロールできています。
エスターは若い素敵な男性がインタビューを受けるのを見ています。彼は物凄いスピードを出すレースドライバーです。すごくすごくすごくすごくスピードを出します。彼は若いのに怖くありませんか?と聞かれるとこう答えました。
こんなに馬力があって速い車を運転するわたしたち以外には理解できないことなんですが、コース上にいるときには他の誰もが同じスピードで走らせているので危険を感じません。
同じスピードで走っていないみなさんが危険だと感じるのは違ってね、と。
エスターはエイブラハムがわたしたちに説明しようとしていたことが、わたしたちが本当の自分に追い付いたとき、速すぎるなんて感じない、バランスを崩していると感じるのは、本当の自分ではないときなのね。つまり、ボルテックスの中に入れば、人生はそうなると知っていた通りになるし、計画通り、あるべき通りになります。
質問に移りましょうか?その前に、知っておいて欲しいことがあります。人生がみなさんに全ての願望を波動のリアリティーの中に置かせたのを受け入れますか?どうでしょう?
客:はい。
エイブラハム:波動のリアリティーにおいてはこのセミナーは文字通りボルテックスの中で開催されているのを受け入れますか?
ボルテックスの中にわたしたちがいることを真実だと認めますか?
みなさんの知りたいこと全てはこのボルテックスの中にあり、わたしたちがそれらを既に見て知っていて、答えようとしているのを受け入れますか?
みなさんが答えを聞けるように、ボルテックスの中に招きいれる必要があったのを受け入れますか?
つまり、ボルテックスの中からくる答えを外では聞けないのです。
以上が知っておいて欲しいことです。わたしたちがいる波動の近くに連れてきています。
ジェリーとエスターは先日怒っていることが書かれている手紙を受け取りました。手紙には「セミナーに1日座っていて、くだらない質問が永遠と続いている間、ずっと手を挙げていたのに、わたしの番は来なかった」とあって、ジェリーが言いました。
どうしてなんだろう?
客:笑い
エイブラハム:ボルテックスの傍にいないのなら、たとえ真理を突く重要な質問を抱えていたとしても私たちには見えないのです。
わたしたちは波動で質問者を選びます。質問者を選ぶ上で最善なのは、人生が引き起こした答えを知りたいという欲求によって、鋭い質問を抱えつつ、ボルテックスの傍にいたいという理解と願望と意欲を持った人なのです。
そして、みなさんがわたしたちの傍にいるのなら答えを聞くでしょう。何を知りたいとしても1度に限らず何度も今日答えることを約束します。ですからリラックスして答えを期待していてください。
DVDにも録画されます。
客:笑い
エイブラハム:わたしたちはみなさんの存在の複数のレベルに話しかけています。未来に思いつく質問の答えを今日得ることだってあります。
質問はみなさんのボルテックスの中に既に存在し、現実化していないだけなのです。
ですからこの集いの成果として、たくさんのことを発見するでしょう。それでは質問をどうぞ。
解説
まず、エイブラハムは最初にたくさんの質問をしています。
・共に想像するために集まるのは素晴らしいことですよね?
・自分の願望を知っていますか?
・願望が発展するのを楽しんでいますか?
・新たな願望の元になるコントラストに感謝していますか?
この中でお客さんは皆、順番にYES!と返事していますが、4つ目の質問になると苦笑してしまいます。
「新たなる願望になるコントラスト」というのは一言でいうと自分が望まない現実=嫌な事ということです。
つまり、嫌な事が起こるからこそ、新しい願望が生まれる、ということなのです。
例えば「お金がない」という現実を経験をしなければ、「お金がもっと欲しい」という願望は生まれません。だから「お金がない」ということに感謝しなさい、ということなのですが、自分が望んでない現実に感謝しなさい、と言われてもなかなかできませんよね?
だから、会場中が苦笑いしてしまったのです。
一番最初にエイブラハムはコントラストの重要性について、説いているのは、みなが一番苦労して認めたがらない部分だからです。
次にエイブラハムは願望を持ったとき、わたしたちが抱く疑問について言及しています。
願望を抱いてたとして、それがいつ、どうやって叶うかわからない。だからだんだん不安になり、疑いが強くなっていきます。願っても叶わなかった経験をしているから仕方ありません。
そこでエイブラハムは言います。
波動の上では既に叶っているんだよ、と。
つまり、未来の時点では、願望を放った時点で叶えられる可能性を持っている、と言います。
かつてアインシュタインは「自分が想像しうる全てのことは実現可能である」と言っていますが、これと同じです。
想像できるということはそれが未来の時点のどこかのパラレルワールドでは存在する、ということです。
それで、そのパラレルワールドに行くためにはそこに波動を合わせ続けていれば良いんだ、ということです。
そうすると、(エイブラハムの言葉で言うと)、現実化に必要なあらゆる要素を集めてくる、ということになります。
例えば次に出会う誰かであったり、話をした内容であったり、動物や天気、とにかくすべてを通じて、宇宙がサインをよこしてくるということです。
ただし、その為にはわたしたちも波動を願望に合わせなければならないと言っています。
わたしたちは波動的に2層に分かれていると言っています。1つは全てであるソースエネルギー、そしてもう1つは肉体です。
肉体もソースエネルギーから派生したものと考えればすべては1つということになりますが、理解しやすいように2つに分けて考えます。
わたしたちが願望を持つと、その願望の波動がロケットのように飛んでいきます。そして、次にそのロケットに波動に波動を合わせると、そのロケットに向かっていき、やがて同一になる、つまり願望が叶うということです。そのようなことをわたしたちは寝ても覚めてもやっているようです。
もし、わたしたちが何も願わない、何も望まないなら、ネガティブな感情はなくなるようです。その代わり拡張、わたしたちの言葉いえば成長はなくなります。
例えとして、郵便受けに行ったら請求書が届いていて、それを見たら払えない、と落ち込むことを話しています。
落ち込んだり怒ったりすることで、ネガティブな感情になり、そこから「じゃあどうしたいのか?」という願望がハッキリします。
ネガティブが大きければ大きいほど願望が強くなります。例えば億万長者といわれる人の多くは一度は経済的な困難、自己破産などを経験しています。それによって、より強い願望が生まれ、億万長者になりやすくなる、ということも考えられます。
わたしたちがしなければならないことは、願望の波動に焦点を合わせ続けることです。そして、その為には、今の感情を把握し、少しずつ感情を良くしていく必要があります。
今の感情と思考を野放しにせずに、意図的に変えていかないと、現実も変わらない、とエイブラハムは言っています。感情を変え、思考を変え、観念を変えます。観念とは、いつも無意識にわたしたちが思っていることです。
例えばお金がない、ということ。健康ではない、ということ、人間関係がうまくいってないということ。これからの現実に捉われていると、いつまでたっても観念を変えることができません。変えるには感情を変え、その結果思考を変えていくことが必要だということです。
そして、それを1ミリの疑いもなく信じることができたなら、現実までの時間差はなくなると言っています。
つまり、願ってそうだと完全に思い込むことができたら、その時点でそうなっているのです。逆に言えば、まだ叶っていない現実があるとすれば、まだ信じ込めていないということを示します。
でもボルテックスの中にいることを心がければ、必ずどんな願望も叶うということです。
その為の最初にすることは、ネガティブな感情をストップさせること。願望の波動と願望を叶えた波動は違うので、いつまでもネガティブな感情に留まっていると、願望に向かうどころか、ネガティブが強化され、ますます悪い状況になります。
そして常に感情を良い方へ導いてあげることで、ボルテックスの中に入りやすくなります。ボルテックスの中にいれば、安心、調和、喜びが見出せます。そして願望も叶います。だからそこに留まれるようにしていきましょう、ということです。
まとめ
エイブラハムはたくさん切り口を変えて同じことを話しています。
嫌な事、不都合なことが起こることを恐れないこと。それは自分がどうなりたいか?を知る鍵であるから。それが無いと成長できない。
そして、最初にやることは今の「足りない、うまくいかない」などの感情を少しずつ上向きに誘導してあげること。
それができたら、願望の波動、つまり叶った自分の波動の中にいること。そうすれば願いは叶う。
これが引き寄せの法則だということです。