エイブラハムとの対話:事業を4倍にしたい

事業を2倍から4倍に増やしたいけれど、そのための良い考えを教えて欲しいという相談です。相談者は、エイブラハムに聞けば、もっとうまく、楽に、そして早く4倍にする方法が分かるかもしれない、という期待を持っています。

この相談から得られる引き寄せの法則の知恵は

・明確な目標を決めるときのデメリット

・行動中心ではなく、波動中心の方がうまくいく

ということです。

エイブラハムとの対話:事業を拡大したい

相談者:おはようございます。

エイブラハム:おはよう。

相談者:正しい知識をくださったことに感謝します。おかげで将来も楽しみになりました。

1年半ほど前に長男を授かり、そのころ夫とわたしは投資をしました。
うまくいくと信じていましたが、少し無理をしたので経済的な余裕が無くなってしまいました。
それでも望みを抱くことで新たな道が拓けました。そしてそのころみなさんに出会い、不安が減って、大きく成長できたのです。

事業は2倍近くになりました。今度は4倍にしたいんです。更に大きく成長するために経済面、夫婦関係、親子関係において努力してきました。

そこでわたしの波動の感じ方についてお聞きしたいのです。
どうすればもっとうまく考え、豊かさを受け入れ、楽しむことができますか?

エイブラハム:素晴らしいですね。あなたの言葉と波動を感じていると、それほどの矛盾はないようです。
今は人前で不安でしょうが、あなたが本当の居場所を見つけたことも感じられます。

あなたに言えることは、ちょっとした調整が必要だということです。事業を2倍にしたということに捉われすぎてしまうと、2倍になったという事実とその為の行動や判断とを分けて考えるのが難しくなります。

だから今は、4倍にするぞという感覚に固執してしまっているのです。事業を2倍にするとか、4倍にすると考えるだけで、つい、次のように可能性を制限してしまいます。

従業員も、社用車も時間も4倍必要になるとね。もちろんそうすることもできますが、4倍などと言わず、もっと拡大させたいですよね?現時点では想像できないほどになって欲しいのです。

2倍、3倍、4倍と考えているうちは、ああしよう、こうしようと考えがちですが、もっと大きく大きく大きく大きくと考えていけば、自分では抑えきれないほどになり、むしろ行動は重要ではなくなります。

相談者:それが疑問なんです。行動の旅と感情の旅はどう使い分けるべきなのですか?

エイブラハム:行動ではなく、すべては波動と感情です。


行動中心の世界にいるとなかなか難しいものですが、成功と行動を結びつけると、それが大きな足かせになってしまうのです。ここまで来るのにこれだけかかったから、次はこれだけかかると決めつけてしまう。

事業拡大に励んでいるときこそ、実は、波動の財産を貯めこんでいるのです。4倍どころかもっともっともっともっと大きな財産です。
それはどんどん大きくなります。
自分の感情を意識して考えてください。未来のストーリーを語り、時間があるだけ何でもやろうと繰り返せば、テコの原理が働くように創造的なエネルギーを活用できます。細かいことが気にならなくなり、宇宙があなたを満たしてくれます。

こう考えてください。内なる財産と最も調和するようにできる限りの努力と注意を常に心がけ、それに得たインスピレーションに従って行動しよう、と。

こうしなければならないと迫られて行動するのではなく、自分がやりたいと思っているからこそ、行動していると感じられれば、内なる財産と方向性が一致して行動は大きな結果を生むでしょう。

言い換えれば、インスピレーションに導かれた行動は流れに沿ったものなのです。意図的な行動は流れに逆行します。細かいようですが、大きな違いがあります。

それは優れた人と、何とかやっている人との違いです。事業を4倍にするというのは何とかやっている部類に入るのです。

相談者:ありがとうございます。

エイブラハム:どういたしまして。

解説

相談者はこれまで頑張って事業を2倍にしました。それを次は4倍にしたい、その為に良い考えを教えて欲しい、とエイブラハムに聞いています。

それに対し、エイブラハムは4倍にしようと考えない方がいいよ、とアドバイスしています。なぜなら、4倍にしようと考えると、その為にやらなければならないことや時間もそれだけかかってしまうと考えてしまうからです。

その代わり、「もっと大きく」と考えなさいと。
そして、行動は重要ではないとも説いています。

ここで質問者を始め、多くの人は「行動しなくてどうやって事業を拡大できるんだ?」と考えます。実際に相談者も行動しなくても、感情を良くすれば事業を拡大できるのか?ということが脳裏に浮かんでしまいます。
そして「行動の旅と感情の旅はどのように分けて考えるべきか?」と聞いています。

それに対し、エイブラハムの答えはこうです。

未来のイメージを語って、時間があるから何でもしよう、と考えなさい。そして、感情を常に意識して、内なる自分に合わせなさい(良い気分でいなさい)。そして、そこから出てくるインスピレーションに従って行動しなさい。

つまり、行動しなくても良い、ということではなく、まずは感情を整えるのが先ですよ、ということです。

~しなければならない、と思って行動するよりも~したい、と思って行動する方が流れに沿っているし、早く願望が叶うと教えています。

まとめ

・何かの目標を達成したいときに目標の具体的な数字を挙げてしまうと、自分の考えや可能性を制限してしまうことがある。そういうときは、数字ではなく、理想のイメージを持っていた方が良い。

・行動しなければ、と焦るのではなく、まずは自分の感情を見張り、良い気分でいること。そしてそこから湧き出たインスピレーションに沿って行動してみよう。

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